Chem-Navi(ケムナビ)は、化学工学や化学プラント分野を中心に、幅広い情報を一つのサイトで収集・学習できるようにすることを目的とした総合情報サイトです。運営者である私は、化学工学の修士課程を修了後、化学メーカーやエンジニアリング会社に勤務し、プラントの設計・運転・安全対策などにかかわってきました。現場で働く中で、「専門知識をもっと体系的に整理したい」「過去の事例や用語をすぐに参照できるサイトがほしい」と感じることがしばしばありました。
そこで、化学工学に関する知識や実務に役立つ情報、プラント安全の事例、さらには関連書籍のレビューまで、網羅的にまとめられたサイトを作りたいと思い立ったのが「Chem-Navi」誕生のきっかけです。化学メーカーやエンジ会社で働く技術者の方々はもちろん、大学で化学を専攻している学生や院生、さらには化学や化学工学に興味がある方なら、きっと役立つ内容をお届けできると考えています。
“Chem-Navi” の由来
サイト名の「Chem-Navi(ケムナビ)」には、化学(Chemistry/Chemical Engineering)の世界を自由に“ナビゲート”するという想いを込めました。化学工学の用語を調べたいとき、プラントの安全事例を参照したいとき、新しい書籍を探したいときなど、疑問や課題が浮かんだら迷わず「Chem-Navi」を開いていただければ、一歩先へ進むヒントが見つかる――そんな“道しるべ”のような役割を目指しています。
運営者の想い
私自身、修士課程で学んだ知識が実務に直結する一方で、「もっと早い段階でこういう情報に触れておけば、よりスムーズに業務をこなせたかもしれない」と感じることも多々ありました。そこで、私がこれまで培ってきた経験や知識、現場視点を交えながら、専門的な内容をできるだけわかりやすく整理して、多くの方が学習や研究、実務に活かせるように情報発信していきたいと考えています。
さらに、近年はプラントのデジタルトランスフォーメーション(DX)やAIを活用したプロセス制御など、新しい技術が次々と登場しています。こうしたトレンドをキャッチアップしながら、「学問と実務のギャップを埋めるための情報」を提供したいのも大きな動機です。例えば、大学で学んだ理論を現場ではどう応用するのか、先端技術がプラント安全や省エネルギーにどう貢献しているのか――その具体例を示すことで、読者の方々が“学び”と“仕事”をスムーズにつなげられるよう、お手伝いできれば幸いです。
どんなコンテンツがあるの?
プラント安全の事例解析: 実際に起きた事故やトラブルの原因と対策を整理し、再発防止へのヒントを紹介します。
化学工学の用語集: 基礎的な単位操作や反応工学の概念から、最先端の技術用語まで、AIによる定義+運営者の実務経験を踏まえた補足を掲載します。
書籍レビュー・参考文献: 大学や企業で活用される教科書や専門書、業界人向けの読み物などをピックアップし、それぞれの特徴・レベル感・活用方法を解説します。
トピックス・最新動向(予定): 国内外のニュースや学会情報を、AIによる要約を活用しつつ、自分の視点で補足して伝えていきます。
こんな方におすすめ
- 化学メーカーやエンジ会社の技術者: 日々の業務で必要な情報をパッと参照したい方
- 大学・大学院の学生: 化学工学を学習する上で、わかりやすい解説や事例を探している方
- 将来の進路に迷っている方: 化学・化学工学の道に興味はあるものの、実際の現場のイメージや専門書の難易度を知りたい方
- プラント安全や環境に関心のある方: 過去の事故事例や対策を学び、同じ過ちを繰り返さないための取り組みに興味がある方
今後の展望
今後は、AIを活用したシミュレーション事例や実際のプロセス最適化テクニックなど、より実務に近い情報も積極的に発信していく予定です。たとえば、「CFD(数値流体力学)を用いたトラブルシュート」や「反応器設計のパフォーマンス向上」など、大学の教科書だけでは得られない具体的なノウハウを共有することで、現場と学問をつなぐ架け橋になれればと考えています。
最後に
「Chem-Navi」は、これからコンテンツを少しずつ拡充していき、誰もが気軽に知識を“ナビゲート”できる場所を目指していきます。もし記事を読んで疑問点やリクエストがあれば、気軽にお問い合わせいただけると嬉しいです。研究や業務の中で感じた小さな疑問や不安を解消するきっかけになり、化学工学という壮大かつ奥深い分野を、より安全かつ効率的に活用していくためのヒントが見つかる――そんな“道しるべ”として活用していただければ幸いです。これからも、どうぞよろしくお願いいたします。